星時計とは? - アクセサリー感覚で楽しめる日時計・星時計の紹介


アクセサリー感覚で楽しめる日時計・星時計を紹介
当然ですが、日時計は雨の日や曇っている間には使用できません。つまり太陽が空に存在してくれなくては役に立たないわけです。
また、もちろん晴れていても日没後では使用できないのは云うまでもありません。
では太古の人々は、夜間は時間をどのように認識していたのでしょうか?それとも、夜に時間を計測するのは放棄していたのでしょうか・・・・・?

いや、古(いにしえ)の人々は夜空の星を巧みに観測しながら、星座の動きから夜間でも時間をほぼ正確に把握していたのです。
古来、人間は星の集団を星座とみなし、そこに様々な命名をして慈しみ、畏敬の念を育んできました。そこから神話も生まれ、占いや呪術と密接な関係性を持ち続けてきたのです。

西欧社会で多く見られる星座早見計の一種であるアストロラーべなどもその名残りといえるでしょう。古代では国の命運をかけた一大事の重要な決定に占いも一役を担っていたのです。

その、云わば星座計の派生型の時間に特化したものが、このスターダイアルなのです。
特に、西欧の大航海時代には盛んに使用されたもので、航海における必需品のひとつで、
ノクターナル・ダイアルと呼ばれていました。

北の空に浮かぶ北極星を中心に星座が円を描くように回転しており、その星座のひとつである北斗七星のひしゃくの先端の2角星を結んだラインを目安として時間を読み取るのです。
この星座の回転は季節とともに微妙にずれて行くわけですが、このズレを修正するための補正盤も組み込まれています。

このスターダイアルが生まれるストーリーさながら、見た目にも華麗で、神秘的な印象も与えてくれる美しい計測器です。


商品実例 → KP-39, KPN-56など

■使用方法


(1) まずは、リング中央の刻みの部分(文字部の1と12の間)をリング外枠部の月のイニシャル(現在の月)とあわせます。

(2) 中心の穴から北の空に輝く北極星を覗き込みます。


(3) 回転スティックを北斗七星のひしゃくの先端の2つの星(アルファ星とベータ星)を結んだ線のラインに合わせます。スティックの横の数字が現在の時刻です。


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